家計の一部をカードローンで賄うのは危ない!その理由と対策

手元のお金が足りないときにとっても助かるカードローン。給料日前についついいつも借りてしまう…なんて人も多いのでは?

上手く使えばこれほど便利なものはなかなかありませんが、上手く使えないと便利どころか、自分の生活が簡単に傾いてしまうくらいリスクが高いものであるのも確かです。

例えば、毎月の家計が苦しくてキャッシングやカードローンを利用している場合がそれに当たります。どの点が非常に危険なのか、ひとつひとつ取り上げていきたいと思います。

まず、家計が苦しいのが一時的ではなくて毎月である点です。これの何が問題なのかといいますと、1月は3万円の赤字が出たので3万円借りたとしましょう。

そして次の月である2月は2万円の赤字が出そうなのでさらに2万円追加で借り入れます。毎月3000円ずつ返済する形で借りていると仮定した場合、2月の時点で47000円+利息分の借り入れがあることになります。

借り入れる金額よりも返済する金額が少ない状態で、毎月借り増しをしていけばどんどんと借金だけが膨らんでいきますよね。

もし、ボーナス一括返済ということを想定しているのであればまだなんとかなるかもしれませんが、それまでの利息分は純粋な出費となるわけですから、非常に勿体無いことをしていると言えます。普段の生活で赤字を出している状態ならばなおさらです。

最初のころはいいかもしれませんが、そのうち1社から借り続けていても限度額に達してしまうため、「これ以上はお金をお貸しすることは出来ません」となってしまうときが訪れます。

そうなったらそこでもう借金を辞めて返済に徹することが出来るでしょうか?もう1社からお金を借りて返済しよう…と考えるようになってしまうかもしれません。A社から借りたお金を返すためにB社からお金を借りる。

これでは借金は一向に減るわけがありません。最終的には自己破産などの債務整理を行わなければいけないハメになることでしょう。

今現在すでに家計の足しにとキャッシングしている人もいるかもしれませんが、いつこうなってしまうかわかりません。特定の月に出費がかたまってしまって仕方なく、ならまだ大丈夫ですが、そうでないならば出来るだけはやく、すぐにでも借り入れをストップするべきです。

それでは、毎月お金を借りることがないようにするにはどうすればいいのか?という対策ですが、これは「自分の家の家計を見なおしてください」というしか出来ません。

妙に食費が高かったり、遊興費にお金がかかりすぎているなど思い当たる節はありませんか?家計簿をつけていないのならば、簡単でもいいので1ヶ月に使った金額をメモしてみてはどうでしょう。

リストアップされることで削減できる部分が見えてきますよ。可能であればパートやアルバイトを行うなどして、収入を増やすのも解決方法としては有効だと思います。

もう1つの案としては、スーパーを割引価格で利用できるクレジットカードの活用です。スーパーでお得なクレジットカードを利用すれば、日用品や食品を割引価格で購入できる為、節約に繋がります。

キャッシングやカードローンはあくまでも生活が成り立っている上で利用するもの…と思っているほうが健全ですからね。

閉じる